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シンプルな毎日〜雑感日記〜

都内在住の25歳リーマンが着飾らない日々の情報を発信します。

【考え方】旅行と旅の違いとは

「旅が好きなんです。旅行じゃなくて」

こんな言葉を私は幾度か聞いたことがある。

すると「え、どういうこと?」という人と

「あーね。わかるよ。何となく。」

こんな反応になる。旅と旅行の辞書的な違いや定義の違いではなく、自分なりの観点で下記の2点で旅行と旅を比較してみた。(旅と旅行には重複部分が存在し、ある一部分は旅であり、また他のある一部分は旅行であるということも多いにあるであろう)最後には旅と旅行の使い分けなるものもちょっくら考えた。

 

 

 

旅行は「確実性」旅は「偶然性」

旅行というのは「確実」に予定を実行して行く行為である。あらかじめガイドブックやSNSを利用し、「どの観光スポットに行こうか」「どこのホテルに宿泊しようか」「どこのレストランにしようか」等と計画し、実際の旅行当日はその計画をタイムテーブルに沿って実行していくのである。その旅行で発生するイベントをあらかじめ確実に決めているのだ。

 

旅は「偶然」に身を委ねる行為である。「どの場所に行くのか」「何時間その場にいるのか」「どのレストランに入るのか」偶然に任せる行為である。自分の気持ちの赴くままに行きたい場所を訪れ、ふらっと食事をとる。その場その場での偶然(=自らの気持ち)により行動を変化させていくのである。よって旅が終わるまでその内容はわからないのである

旅行は「安定の80点」旅は「x」

旅行は大きなハズレはない。確実に80点が取れるのである。(無論、天候不順などの外部要因でハズレになってしまう場合はあるが)ガイドブック等に記載されている有名なレストランで食事をとるのだから美味しく感じる確率も高い。あらかじめ計画を立てた方が、時間も有効活用できるだろう。満足感がえられるのである。

 

旅というのは偶然に身を委ねるゆえに未知である。よってハプニングがつきものだ。偶然行った場所は自分の心の琴線に触れるものではないかもしれないし、飲食店の食事は油っこすぎて食べられないかもしれない。しかしその逆のことも起きる。偶然訪れた場所で心を動かされるような素晴らしい風景に出くわすかもしれないし、大きな衝撃を受けて自分の将来が大きく変わるかもしれない。つまり旅というのは「x」なのだ。

旅行と旅の使い分け。

ここまで記載すると、旅行は決められて予定を消費していくもの。旅は偶然から生み出していくから新たな出会いがある。そんな安直な結論に至りがちだ。ただ現実には旅行と旅は使い分けが大切であると思う。

旅には何も決めていない(=偶然性)が故の「ワクワク感」がある。しかし、同行者がいた場合には思うままに行動していては、喧嘩になるだろう。また新婚旅行で、食べたものはまずく、ホテルではお湯が出ないそんなハプニングばかり起きてしまってはうんざりである。そういった場合はあらかじめ確実に楽しめるような「旅行」にした方がいい。明確な目的や人生における大切なイベントの際には「旅行」の方が良いと思う。

 

一方「旅」の方がいいケースはなんだろう。どこどこのレストランで海鮮丼を食べたい、インスタ映えの花を見たい等の具体的な目的がない場合だ。明確の目的がある場合にはそれが達成できないことでがっかりしてしまうが、明確な目標がない場合決められたスケジュールはかえって自分の行動を縛り付けるものになってしまう。そのような場合は偶然に身を任せ、自分の知らない世界への「旅」を楽しむ。

 

ちなみに私は海外旅行に行く際できるだけその国の二大都市を訪れるようにしている。

地理的にも一定程度離れた二大都市は、その特徴において反対である場合が多い。(日本では東京と大阪、アメリカならNYとロス、台湾なら台北と高雄等のように)雰囲気が反対の街に赴くことで、それでもなお共通する部分からその国の様子を伺うことができるし、違う部分から独自の文化や気候を学び、楽しむことができるからだ。

ああ、フィンランドに行きたい。